稼げるブログが作れるかどうかは「テーマ選び」で9割決まります。
誰も知りたがらない、将来も流行らないテーマを選んでも収益化はできません。
今回は、”稼ぐために必要な”ブログテーマの決め方やポイントを紹介します。
- 稼げるブログジャンルを決める時のポイントは?
- ブログジャンルを決める際の実際の流れが知りたい
- どうしても決められないときの対処法は?
※ちなみに、まだブログを開設していない方は以下の記事をご覧ください。
ブログテーマを決める時のポイント7つ
最初に、ブログテーマの決め方のポイントを紹介します。
自分の考えを発信するだけなら自分の経験と興味に従えばOKですが、稼ぎたいなら”需要”も見極めないといけません。
- 読者が居るか?
- 将来も流行るか?
- 競合相手の様子は?
- 紹介する広告があるか?
- 広告単価は高いか?
- あなたの経験があるか?
- あなたが興味のあることか?
①読者が居るか?
ブログで稼ぐためには、記事を読んでくれる読者が必要です。なぜなら、読者がいないと商品・サービスを販売できないからです。
なので、ブログテーマを選ぶときは、事前にそのテーマの市場規模を知っておきましょう。
調べる時は、「Googleトレンド」がおすすめです。
Googleトレンドは、特定のキーワードが検索されたボリュームの推移をチェックできるツールです。
検索欄にキーワードを入力するだけで、100を最大値とした検索ボリュームの推移をグラフで確認できます。使い方は以下の通り。
検索数ではなく、あくまでボリュームなので「東京」みたいな超絶検索されてそうなワードと”比較してどれくらい検索されてるか”を掴むことが出来ます。
今回「ブログ」というワードは「Youtube」の半分、「東京」の1/4くらいの検索ボリュームだということがわかりました。
「東京」とか「Youtube」はめっちゃたくさん検索されてそうなので、その1/4なら心配なさそうかな…と判断できます。
個人的には、Googleトレンドはパパッと調べられるのが便利でいいんですけど、他のワードと比較する必要があって少しめんどい印象。
市場規模の調査に役立つツールは他にもあるので、Googleトレンドが使いにくい人は以下も使ってみて下さい。
- キーワードプランナー:Googleの提供ツール。特定のキーワードの検索数がわかる。
- Ubersuggest:キーワードプランナーと同様に、検索数をランキング形式でわかる。
- Twitter:気になるキーワードを検索することで、どれくらいの話題性があるかわかる。
- LINEニュース:カテゴリ別のタブを活用すれば、扱いたいテーマ関連の情報がわかる。
- 日経XTREND:「#」を活用して検索することで、世間のトレンドが中長期的にわかる。
②将来も流行るか?
今は流行っていても、すぐに見向きもされなくなってしまうテーマでは安定しないので、市場の将来性も重要なポイント。
ここに関しては、未来を予想する便利ツールはないので、普段から世の中に目を光らせたり、情報収集や自分で考えることを続けて、予知能力を鍛えるしかありません。
一つ言えるのは「他人に流されず、自分で考えろ」です。
③競合相手の様子は?
市場規模が大きくて将来性があるテーマは稼げますが、その分強力なライバルがいます。
そのため、ある程度テーマを決めたら、実際にGoogleの検索結果を見て競合サイトをチェックしましょう。
上位に個人ブログが多いならチャンスで、大手サイトが多いとその分厳しいテーマですね。
逆に、まともなライバルが居ないならその分野は大きなチャンス。あなただけがその分野の可能性に気づいている状態です。
④紹介する広告があるか?
たとえ人気で将来性もあるテーマでも、広告を掲載できなければブログでは稼げません。
なので、事前にASPで検索してアフィリエイト案件(広告)があるか確認しましょう。
登録すると、広告案件を探してブログに掲載し、広告から商品が売れると報酬を受け取れます。
代表的なASPを以下に示すので、テーマが決まったら登録してアフィリエイト案件(広告)があるかを調べてみて下さい。もちろん登録は無料です。
- もしもアフィリエイト(審査なし)
※大企業の独自案件が多数。登録必須。 - A8.net(審査なし)
※国内最大手。大体の案件が揃う。 - afb(アフィb)
※報酬単価が高い。案件数もかなり多い。 - アクセストレード
※転職・金融系の独自案件が多数。 - バリューコマース
※Yahoo関連、じゃらん、ホットペッパーの独自案件。
下記の記事では、各ASPがどんな案件を扱っているのかも詳しく紹介しています。ぜひ参考にして下さい。
⑤広告単価は高いか?
ここまでで決めたブログテーマにアフィリエイト案件(広告)があっても、月に数万円以上稼ぎたいなら、その単価にも注意しましょう。
なぜなら、報酬単価によって目標金額を稼ぐまでの労力がまったく異なるから。
たとえば、月10万円を目標にしたとき、単価が違うと販売数が大きく変わります。
- 商品A(10,000円)×10個=100,000円
- 商品B(100円)×1,000個=100,000円
「商品A」のように報酬単価が高い商品は販売数が少なくても稼げるので、稼ぎたいのなら高単価の案件はほぼ必須。
「安い商品の方が売りやすいのでは?」と思うかもですが、実は値段の高い安いで商品の売れやすさはあまり変わりません。結局、読者が商品を欲しいと思ってくれるかどうかなので。
月数万円を目指すなら、単価は1件3,000円〜5,000円程度がおすすめです!
⑥あなたの経験があるか?
ブログテーマを決めるときは、できる限り自身に経験のあるテーマを選びましょう。
未経験でもブログ記事は書けますが、
- リサーチに時間がかかる
- 読者の悩みを理解しづらい
- 経験のある人より良い記事を書けない
といったデメリットから、難易度が高くなります。
特に、専門知識の必要なジャンルは資格保有者がブログ・サイト運営をしていることが多いため、未経験者が記事を書いても質が低くなりがちです。
⑦あなたが興味のあることか?
ここまでは”稼ぐため”のブログテーマ選びでしたが、稼ぐためには継続出来ることもかなり重要なので、可能ならばブログテーマはあなたが興味あるものを選んでください。
ブログ収益化には最短でも3ヶ月〜半年はかかるので、興味関心がないと途中で挫折します。
稼げるブログテーマの決め方5ステップ【当ブログを例に解説】
ここからは、上記で見てきたポイントを抑えながら、具体的にブログテーマを決めていく流れを解説します。
- 興味関心のあるテーマから候補をリスト化する
- 広告・経験の有無をチェックする
- 選んだテーマの市場調査をする
- ブログテーマを決定する
当ブログを例に解説するので、参考にしてみてください。
①興味関心のあるテーマから候補をリスト化する
まずは、あなたが興味関心のあるテーマからブログテーマ候補を書き出してみましょう。
別に綺麗に書き出す必要は無いので、メモ帳でも何でも、とりあえず思いついた内容を書き留めていきます。
少しでも興味があったり、自分がやってきたこと、趣味にしていること。とりあえず全部書き出しておきましょう!
どんなテーマがあるか思い浮かばないって人は、以下の関連記事でアフィリエイトに人気のテーマ・ジャンルを紹介しているので、アイデア出しの参考にどうぞ。
②広告・経験の有無をチェックする
ピックアップしたテーマ候補について、「掲載できる広告はあるか?」「自身に経験はあるか?」をチェックします。
絞り込みのポイントは以下の3つ。
- どれくらい興味関心があるか
- どれくらい語れる経験があるか
- 報酬単価はどれくらいか
この段階で、自分がこのジャンルについて語るのはなんか飽きそうだな…というものは除外。
また、報酬単価が数百円に満たないテーマはメインにすべきではありません。サブに据えてメインは数千円の報酬単価もテーマを選ぶようにします。
最後のステップは納得いくまでにかなり時間がかかるので、ブログを運営しながらゆっくりと決めていきましょう。
③選んだテーマの市場調査をする
最後に、選んだテーマの市場調査をします。とはいえ、このステップは実際にブログを運営しながら行います。
先ほど「ブログテーマの決め方のポイント7つ」で紹介した、下記ポイントに着目しましょう。
- 市場規模
- 将来性
- 競合性
競合調査をするときは、実際に検索して「どんなWebサイトが上位表示されているのか」「そのサイトはどんな記事を書いているのか」確認することが大切です。
ここで、競合が強すぎると思った場合や、読者が少なそう、将来は見てもらえなさそうと思うようであれば、前のステップに戻って他のテーマを考えます。
僕自身、このステップで3年間使いましたからね(笑)
ただ、何回も繰り返していると新しい切り口が見えてくるものなので、根気強く続けましょう。
④ブログテーマを決定する
最後に、ここまでの経験と情報をもとにブログテーマを決定します。
前のステップで悩みに悩んだブログテーマは、以下の3つをあなたなりの黄金比で混ぜ合わせた唯一無二のテーマになっています。
- 市場
- 自分の経験
- 自分の興味関心
本当に自分に合うテーマは、実際にブログを運営してみないとわからない。僕だって3年かかったんですから、とにかく悩み抜いてテーマを決めていきましょう。
以上で、ブログのテーマ決めは完了です。
選んではいけないブログテーマ2つ
ブログのテーマを決めるとき、YMYLとレッドオーシャンは選ばないよう注意しましょう。
- YMYL:Your Money Your Lifeの略称。お金や健康などのジャンルを表す。
- レッドオーシャン:競争が激しい市場や業界、ジャンルを表す。
①YMYLを選んではいけない理由
YMYLのテーマを選んではいけない理由は、簡単にいうと記事を上位表示できないからです。
YMYLはお金や健康に影響を与えるジャンルで、人々の生命・人生に大きな影響を与えます。
そのため、Googleは特にYMYLジャンルの評定を厳しくしており、国や大企業が運営するようなE-A-Tのある記事しか上位表示してくれません。
- Expertise(専門性)
- Authoritativeness(権威性)
- Trustworthiness(信頼性)
個人ブロガーが上位を取ることは難しいため、選んではいけないブログテーマのひとつです。
②レッドオーシャンを選んではいけない理由
レッドオーシャンは、競合が強すぎる市場を表す言葉です。
強いライバルがひしめき合う市場に新規参入して頑張るのは効率が悪いですね。なので基本的にレッドオーシャンは選ばないのがコスパの良い手段。
レッドオーシャンの反対に、ライバルが居ないけど可能性に満ちた市場のことをブルーオーシャンと言います。ブルーオーシャンの探し方は以下の記事で詳しく紹介しているので、参考にして下さい。
どうしてもブログテーマが決まらない時の対処法
どうしてもブログテーマが決まらないときは「決められない理由」から対処法を考えましょう。
僕の経験上ですが、ブログテーマが決まらない理由の代表例は以下の3つ。
- 自信を持って語れるテーマがない
- やりたいテーマが多すぎて絞れない
- 選んだテーマで稼げるか不安
それぞれざっくり解決策を紹介しますが、ブログテーマが見つからない時は以下の関連記事でもっと具体的に解決手順を説明してるので参考にしてみてくださいね。
①「自信を持って語れるテーマがない」への対処法
自信を持って語れるテーマがないときは「これから勉強したいこと」をテーマにしましょう。
ブログの最大の魅力は、勉強しながらでも運営できること。最初は知識がなくて苦労するかもしれませんが、得た知識をブログで発信しながら運営していけば、実際に素人から専門家になるまでを網羅したブログができます。
また、ブログの運営ノウハウをテーマにしたブログは圧倒的に多いので、今からブログノウハウのみを扱うブログで稼ぐのは難易度高め。
「何か+ブログノウハウ」で運営するのがいいと思います。
②「テーマを絞れない」への対処法
書きたいテーマが多い時は「各テーマの共通項」を探しましょう。
ブログはジャンルを絞るみたいな風潮がありますが、これは半分正解で半分間違い。正しくは”方向性を絞れ”です。
つまり、食事や教育みたいに多ジャンルを扱ってても方向性は子育てで統一されてるイメージです。
なので、テーマがたくさんあるなら、それらを統合できる”方向性”を探していけばOK。
③「選んだテーマで稼げるか不安」への対処法
選んだテーマで稼げるか不安な時の対処法は2つ。
とりあえず記事を書いて方向修正していくか、より深く市場をリサーチするかの2択です。
とりあえず記事を書いていく手段は、実際にそのテーマで稼げるかどうかの実体験が得られるのが魅力ですが、時間を使うので「稼げなくても自分の好きなテーマだし、経験としてもっとけばいいや」くらいに考えられるテーマで試しましょう。
一方、より深く市場をリサーチする手段を採るなら「キーワード選定」の知識をつけてからリサーチするとより確実です。
”SEOキーワード選定”といいますが、これができるとブログネタに困りません。やり方は以下の参考記事で紹介しているので、参考にしてみてください。
どんな商品をブログで売れば稼げるの?【具体例10個】
ブログテーマの決め方を紹介してきましたが、稼ぐためには具体的にどんな商品を売れば良いのか気になってきた人も多いはず。
なので最後に、人気ジャンル別に代表的な商品を紹介していきます。今回紹介する商品は、以下の記事で紹介しているASPで扱うことができるので、気になったら確認してみてください。
①クレジットカード
「クレジットカード」は節約とか新社会人向けのブログでオススメの商品。
報酬は3,000円〜15,000円くらいでかなり高め。会費無料のカードでも数千円の報酬はよくあるので、扱えそうなら優先して扱いましょう。
自分で商品に申し込んで報酬を受け取れる「セルフバック(自己アフィリ)案件」も多いのでブログの初期費用回収にもオススメです。
②転職エージェント
「転職エージェント」はその名の通り転職系ブログで必ず扱う商品です。
報酬は、大手エージェントの場合は2,000円〜5,000円くらい、業界専門エージェントなら10,000〜60,000円くらいが相場です。
読者視点では、申し込むことで面談などに時間を使うことになるので、申し込みをためらう人も多いですね。しかしその分、自分の体験談を語れると信頼性のある記事が出来上がります。
③マッチングアプリ
「マッチングアプリ」は恋愛系ブログで多い案件です。報酬は2,000円〜5,000程度。
対人関係を扱うテーマですし、恋バナは人気の話題なのでアクセスは集めやすいです。その反面、セールスっぽい書き方は怪しさしか無いので、あくまで自然体で案件に誘導するのが重要です。
など
④脱毛・パーソナルジム・AGA
「脱毛、パーソナルジム、AGA」は需要がある商品ですが、正直メインにするよりは美容系ブログの一部記事で紹介する商品。
報酬は10,000円〜20,000円程度が相場です。
美容系は競合サイトも多いので難しいですが、あなた独自のニッチな分野を見つければ大きな収益になります。
など
⑤インターネット回線
「インターネット回線」は節約ブログ、もしくはプロゲーマーブログで需要のある商品。報酬の相場は15,000円〜20,000円程度です。
代表的なのはWi-Fiで、料金を安くしたい人に伝えるのか、高速で快適な通信環境を求める人に伝えるのかで、伝え方が大きく変わります。
⑧動画配信サービス(VOD)
「動画配信サービス(VOD)」はコロナ禍の巣篭もり需要で大きく伸びた分野。報酬は1,000円〜3,000円程度です。
「無料体験」が成果地点なケースが多いので、収益化のハードルが少ないのがポイント。
しかし現状では、ほとんどのユーザーが登録してしまい紹介する読者が居ないという状況。紹介の仕方もテンプレっぽくなってしまうので、今からメインテーマにするにはいささか厳しめだとおもいます。
⑨プログラミングスクール
「プログラミングスクール」は転職ブログと相性の良い商品。
報酬は無料説明会が5,000円〜15,000円程度、本申込が15,000円〜25,000円程度。
自分でスキルをつけたい人向けに紹介していく形になりますが、独学を進めている僕としてはあんまり扱ったことのない商品ですね。
⑩宅配食品
「宅配食品」は正直僕が全く需要を感じないので、どうかなって感じです。
ただ、報酬は3,000円〜5,000円程度とそこそこ高くて、Youtubeでも紹介されている注目分野です。実際に使っている人は僕みたいな人に魅力を使えると稼げるかもしれません。
など
まとめ:ブログで稼ぐためにはテーマ決めが超重要
今回はブログテーマを決めるときに意識すべきポイントや決め方の手順を紹介しました。
- 興味関心のあるテーマから候補をリスト化する
- 広告・経験の有無をチェックする
- 選んだテーマの市場調査をする
- ブログテーマを決定する
継続しながら稼げるブログテーマを選ぶには”市場の規模・将来性”と”あなた自身の経験・興味”が必要です。
マジでテーマ選びがブログで稼げるか否かを決めるので、自分が少しでも違うなと感じたら改善を惜しまないようにしてください。
そして、記事の書き方を学んで記事を書き、違和感を感じたらテーマを考え直し、また記事を書く。そのサイクルの中であなたにとって理想のブログテーマを見つけて下さい。