こんにちは。おもデジ!ライブラリのたこなまです。
今回からまた、新シリーズを始めようと思います。雑記ブログの極みですね(笑)
今回始めるのは、「最近のニュース・最新技術」特集。
その名の通り、主にデジタル関係のニュースや最新技術をご紹介するシリーズです。「主にデジタル」なのでデジタル以外も私の興味に応じて記事にするかもしれませんが(笑)
記念すべき第1回目の今回は、声から感情を読み取る技術、画像認識、ITへの投資の3つのニュースについて取り上げようと思います。
各ニュースには私の所見も入れているので、情報として知るだけではなくぜひ実生活へ生かしてみてください。
ではいこう!
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音声から感情を読み取る技術「音声感情認識AI」の無償提供が開始
なんと、音声から感情を読み取る技術が無料で提供されていました。
ディープラーニング(深層学習)を用いて音声から7つの感情に分類
AI(人工知能)・ビッグデータ分析技術開発の「ユーザーローカル」は、ディープラーニング(深層学習)で音声から感情を読み取る技術「音声感情認識AI」の無償提供を11月19日に始めた、と発表しました。
本格的なAIで、大量の音声データを学習したAIが音声を読み取って「平穏」「幸福」「怒り」「悲しみ」「恐怖」「嫌悪」「驚き」の7つの感情に分類してくれます。
同企業は発表において、アニメやドラマのセリフをAIに認識させた結果も発表しています。
有名どころとしては、「鬼滅の刃」の煉獄杏寿郎の「よもやよもやだ 柱として不甲斐なし」は嫌悪35.3%、幸せ29%と判定。
また、「エヴァンゲリオン」の碇シンジの「逃げちゃだめだ」は恐怖43.8%、怒り11.9%との判定でした。
また面白いのは「アルプスの少女ハイジ」からペーターの「クララが立った!!」です。なんと、喜びと同じくらいの恐怖が含まれています(笑)
驚きという感情も判定してくれるはずなのに、なんとも面白い結果ですね(笑)
アレクサやsiriなどのサポートAIが大幅進化?
この感情認識システム、紹介した通り結構な精度で感情を判断してくれます。
人間の細かな感情はいまだ読み取れないようですが、ディープラーニング(深層学習)を繰り返してもっともっと精度が上がれば、アレクサやsiriなどのサポートAIの能力が大幅に進化するんじゃないかなと思います。
具体的には、機械の発声に感情表現が生まれ、機械もより人間の感情に対応した反応を返してくれるようになると思います。
例えば、人間が楽しい感情にいるなと判断すればsiriも楽しそうに話すようになったり、単語だけでなく声からも感情を読み取れるようになるので「音楽かけて」や「映画見せて」に対してもっと適切な答えを提供できるようになる、みたいな。
ゆくゆくはアレクサやSiriの利便性が大幅に向上して、ほんとの執事のようになるかもしれませんね。
Googleレンズが画像から類似品を検索できるように
Googleアプリで使用できる「Googleレンズ」の機能がアップグレードされました。
上の動画は該当箇所から再生されるはずなので、詳しく知りたい方は見てみてください。
カメラやスクリーンショット無しで画像検索が可能に
Googleレンズって知っているでしょうか?
Googleアプリを入れることで使えるようになる機能で、気になるものをカメラで写したり、画像を読み込むことでそれが何なのか、もしくは似たものを検索することが出来るものです。
平たく言えば、「画像検索」ですね。
このGoogleレンズですが、従来はカメラで写したり画像を読み込んだりすることでしか検索ができなかったのですが、この度ついにWEB上の画像を長押しすることですぐにGoogleレンズが使えるようになりました。
地味ですが、便利なアップデートといえるでしょう。
新たな検索方法は、新たな売り方や市場に繋がる
このGoogleレンズは割と昔からあったので、もう知っていたという方も多いのではないでしょうか。
とはいえ、昔からある割にはあまり流行っていないもの事実。
そのせいで、本当はすごい技術のはずなのにあんまり注目されていない感をすごいです。
ここでは画像検索ってホントはすごいんだぞ!ということについて触れておきます。
画像検索は、言葉ではあいまいな概念を検索できる
画像検索の一番のメリットは、言葉で表しにくいものを検索できることです。
たとえば人によって全然基準がちがう、「かっこいい」、「かわいい」、「キレイ」、「おしゃれ」、「面白い」みたいな概念を含む検索が出来るようになるといえば、すごさを理解しやすいでしょうか。
言葉での検索は限界があるので、それを突破できるのはほんとうにすごいことです。
私個人の見解ですが、ここから先は検索方法としての画像検索がどんどん進出してきて、画像検索のためのseo対策が超重要になってくると予想しています。
文字で検索して文字で情報収集する時代から、文字で検索して動画で情報収集する時代に入っていますが、次は画像で検索して文字や動画で情報収集する時代になるというわけです。
画像検索のためのseo対策って今と何か違うのか?と思われるかもですが、検索結果の表示方法が違うため、全く異なります。
ここでは詳しくは考えませんが、現在でいうところの「キーワード選定」の方法が大きく変わると予想しています。とりあえず、また別記事にて書こうと思います。
とにもかくにも、画像検索は新たな検索方法&商品の売り方に成長する可能性が高いという点で、今後も注視しておくべきネタでしょう。
国内企業のIT投資、2020年は過去最高ながら翌年から減少傾向に
矢野経済研究所が、国内企業のIT投資(市場規模)について、近年の推移と今後の成長予測を発表しました。
経済産業省および総務省の調査をもとに、民間企業に対するアンケート結果も加えて、国内民間企業のIT投資額で計算しているとのことです。
2020年は新型コロナによる「働き方改革」でIT投資が過去最高
まず、今年の状況から。
IT投資(市場規模)は、2019年度は前年度比3.2%増の12兆8,900億円で、2020年度もほぼ横ばいながら前年度比0.1%増の12兆9,000億円で、過去最高となる見込みです。
2020年度の金額が増えた理由としては、新型コロナウイルスによるテレワーク拡大が大きな要因であるとしています。
とはいえ、前年度比0.1%増なので変化なしといっても良いかも。
もしコロナの需要が無ければどうなっていたか分かりませんね。
2021年度以降のIT投資額は減少へ
そして、なんといっても注目すべきは2021年度以降。
意外なことに「世界経済の回復、5Gの本格普及、働き方改革の進展などの成長要因はあるが、2021年度は同4.3%減、2022年度は横ばいと推測され、数年はIT投資の頭打ち感が出てくると思われる」とのこと。
つまり、あくまで予測ではありますがIT投資の市場規模はここから先はほとんど伸びないということ。
これは一体どういうことなのか、以降で考えてみたいと思います。
IT技術のコモディティ化が進んでいる
IT投資が頭打ちになってきている理由は、IT技術のコモディティ化が関係しているのではないかなと私は考えています。
つまり、IT人材の不足と高待遇といった状況が無くなりつつあるのではないでしょうか。
近年、ITの市場が大きくなるのと同時に、自動化やノーコード化もどんどん進んできています。
かつてITは、専門知識を持つプログラマーの専売特許でしたが、現在ではコード無しでそれなりのデジタル化が出来たり、簡単なプログラミングなら機械で自動化がされていますよね。
そういった技術進歩から、ITにかかるコストはだんだん減り続けています。
このような理由から、ITに関するコストが減ったことと、専門人材が居なくても実現可能になってきたことが、IT投資額の頭打ちに繋がっているのだと考えられます。
こうした変化が、現在大幅に増加中のプログラマーという職種に与える影響は計り知れません。
私が想像するのは、簡単なことしか出来ないプログラマーは果てしなく低単価に、逆にまだまだノーコードや自動化の出来ないプログラマーは高単価を維持する、という未来です。
特にWEB制作分野での自動化は凄まじく、今ではテンプレートから選ぶだけでそれなりのサイトが作れるようにもなってきています。
現在、プログラマーのほとんどはWEB制作関連のプログラマーでしょうが、そういった人達は今後どんどん苦しい立場に追い込まれていくことが予想されますね。
逆にWEB制作でもプロレベルのスキルを持っている人や、平凡レベルでも自動化、AIといった分野ができる人はこれから需要が高まってくるかと思いますので、これからIT関係のことをやろうと考えている人は自動化、AI関係のスキルを磨き始めるのが良いかもしれません。
【まとめ】過去の当たり前はすぐに無くなる
今回は、新しい特集として日々のニュースとそれに関する私の所見を紹介する「最近のニュース・最新技術」特集の第1回目として、IT技術に関する3つのニュースをご紹介しました。
出来るだけササっと読めるように気を付けてはみたのですが、いかがだったでしょうか。
私の反省ですが、たぶんまだまだ読みにくいし分かりにくいかなあと思います。
とはいえ、日々の発信を通して頑張って文章力を磨いていきますので、またよろしくお願いいたします。
では今回はここまで。ばいっ
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