こんにちは。おもデジ!ライブラリのたこなまです。
皆さんはマイナンバーカードって持っているでしょうか。
現実問題、今の日本ってこんな感じの人がほとんどなんじゃないかなあと思います。
データを見てみても、マイナンバーカードの発行率は2割にとどまり、その半数は50歳以上の高齢者なので、恐らくマイナンバーカードは発行しても使われない、そもそも発行する意味がないのが実情ですよね。
今回は、そんな不遇な時を送っているマイナンバーカード君について、大幅進化する予定があるよ、という話です。
【結論】マイナンバーカードがスマホ内蔵になり、将来的には唯一の身分証明書に
マイナンバーカード君は、近い将来に唯一の身分証明書類になる、というのが結論です。それも、スマホに内蔵されて「身分証明書」というものを持たずとも良くなるそうです(総務省より)。
今回の記事は、どうやってそんなことするの?という部分について詳しく説明していきます。
マイナンバーカードの現在の必要性
まず初めに、マイナンバーカードの現在の必要性について再確認しておきましょう。
実をいうと、現在マイナンバーカードの必要性はほとんどありません。
というのも、マイナンバーカードは身分証明書として存在しているのに、現在はマイナンバーカード以外にもたくさんの身分証明書が存在していてそれらとマイナンバーカードに違いがないから。
例えば、免許証や保険証、パスポートが主な身分証明書ですが、今は免許証もパスポートもマイナンバーカードも持ち歩かねばいけないという点が同じで、別に新しくマイナンバーカードを手に入れて持ち歩く必要は感じません。
免許証もパスポートも、その他の身分証明書もないという方も確かにいるでしょうが少数ですし、子供だから免許証がないという場合でもそもそも子供の時に身分証明書が必要になることはほとんどないでしょう。
このような理由から、マイナンバーカードをわざわざとって使う必要性はほとんどない、というのが現状です。
マイナンバーカードに期待されている使い道
ですが、マイナンバーカードは本来ただの身分証明書としてつくられたわけではありません。
本来、マイナンバーカードに期待されている使い道は、電子化された唯一無二の最強の身分証明です。
つまり、マイナンバーカードを今のようなカード型ではなくスマホなどで使用できるようにした上で、免許にも保険証にもなる最強の身分証明書として使えるようにする、というのが目標です。
国としては現在これに向かって検討を進めている、というのが現実ですね。
今は持つ意味が感じられないマイナンバーカードでも、そこまでいけば多くの人が価値を感じて持つようになりますよね。
国としてもデータをひとまとめにして管理出来るので効率が良く、そこに向かって様々な方策を行っているようです。
マイナンバーカードに関するこれから
さて、マイナンバーカードの現状とこれからの目標はざっくり分かったでしょうか?
ここからやっと本題。この数年間ほとんど進展がないまま、ホントに意味ないよね~という状態だったマイナンバーカードがついに進化します。
なんと、2021年3月に健康保険証の機能をマイナンバーカードに持たせ、令和4年までにandroidスマホにマイナンバーカードを搭載するんだそうです。
マイナンバーカードのスマホ搭載はこれまでもSIMカードに搭載する方法が検討されていたそうなのですが、セキュリティなどの課題から実現できずにいました。
今回はどうやって過去の問題を解決してマイナンバーカードのスマホ搭載が可能になったかというと、すでにsuicaやPASMOで実用が決まっている、とあるチップを使うそうです。
その名も、対応スマホの普及拡大が見込まれる国際標準に準拠した「FeliCa-SEチップ」。
このチップを活用することで、安全性を保ちながらマイナンバーカードをスマホに搭載できるそうです。
画像元:総務省
ちなみに、現在もマイナンバーカードを利用したオンライン申請は、あるにはあるのですが、毎回カードをスマホで読み取る必要があり、結局物体としてのカードが無ければ何もできません。
そんな中でマイナンバーカードのスマホ搭載が実現すれば、物理カードの読み取り不要で身分証明をスマホ1つで完結できるようになりますし、店先での身分証明にもスマホがあれば十分という状態に近づきます。
まだ検討委員会が始まったばかりで、スマホの紛失や機種変更にどう対応していくのかはこれからの課題であるとのことです。
画像元:総務省
【まとめ】デジタル化は確実に進んでいる
デジタル化が遅れている日本ですが、ゆっくりとデジタル化が進んできていることは確かです。
たしかに「もう日本に未来が無い」なんてことは散々言われていますし、私も現在のままではあまり良い日本の未来像は描けません。
でも、今回のデジタル化の波のように、着実に進んではいますので、あまり舐めてかからないようにした方がよいかもしれません。
気が付いたら日本が結構デジタル化してた、なんてこともあり得ますので、日本に住んでいる限りは目が離せないでしょう。
マイナンバーカードは将来的に運転免許証としても利用できるようになる見通しで、スマホに搭載したマイナンバーカードでも同様であれば、免許証や保険証がまるっとスマホに収まる時代がやってくるのもそう遠い未来ではないかもしれません。
今回は、マイナンバーカードの進化について本当にザックリ触れました。もっと詳しく知りたいという方は、総務省のページを見てみてくださいね。
では今回はここまで。ばいっ