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【2023】Premiere Elementsとは?価格やできることを解説

Premiere Elementsは、初心者向けの動画編集ソフトです。プロが使用するようなソフトではないので業務利用には向いていません。

アプリではなくWindowsまたはMacで使用するソフトウェアなのでそこは注意。

この記事の内容
  • Premiere Elementsでできること
  • Premiere Elementsじゃできないこと
  • プロクリエイターがPremiere Elementsを使わない理由

本記事ではPremiere Elementsの価格やメリット・デメリットについて詳しく解説します。

タッチできる目次

Premiere Elementsの特徴とできること

Premiere Elementsはパソコンに慣れていない初心者でも動画編集しやすく設計されたソフトです。

課金制ではなく買い切り版のソフトなので、一度買うとコストがかからず、基本的な動画編集はこのソフト一本で完結できるようになっているのが特徴です。

Premiere Elementsでできること

操作が簡単な初心者向けの買い切りソフトというのが、Premiere Elementsの特徴。

そして、以下のような基本的な動画編集機能はすべて備わっています。

  • 動画を切り貼りしてつなげる
  • 動画に字幕(テロップ)を入力
  • 動画に音楽や効果音を追加
  • 動画の切り替わり表現(トランジション)
  • 動画の色味や色調を変更
  • 写真をつなぎ合わせるスライドショーを簡単作成
  • 写真や映像を重ね合わせる
  • SNS投稿用のサイズで保存

上記のように一般的な動画編集で必要な機能+αはちゃんと実装されてます。

プライベートやSNS投稿に使う動画くらいなら、Premiere Elementsだけでも十分だと思います。

ガイド付き編集機能

また、以下のようにガイドが表示されるので、全く動画編集をしたことのない人でも凝った動画が作成できます。

感覚的に操作するだけでいいので、超初心者でも簡単に動画作成することができます。

最新のPremiere Elements 2023には26種類のガイド付き編集機能が搭載されています。

Premiere Elementsのデメリットとできないこと

Premiere Elementsは料金も安く、初心者にも扱いやすい動画編集ソフトですが、あくまで初心者用のソフトなので、仕事で使うようなレベルの動画編集には不向きです。

動画編集ソフトとして最も広く使われているAdobeのPremiere Proと比べて、どんなデメリットやできないことがあるのかをまとめてみました。

Premiere Elementsでできないこと

代表的なとこをまとめてみました。動画編集の効率を高めてくれる機能が無いという感じですね。

また、動画にモーショングラフィックを入れたり、音声を細かく調整する機能も上手く連携できないようになっています。

  • After EffectsやAuditionなどと連携ができない
  • サードパーティープラグインが使用できない
  • ショートカットを利用した高速カットができない
  • 高度なエフェクトコントロールができない
  • テロップの追加や加工がしにくい
  • 書き出しオプションの自由度が低い
  • マルチカメラ編集ができない
  • 外部テンプレートが使用できない
  • 自動テロップなど最新AI機能が使えない
  • 音声ノイズ除去の精度が低い
  • シーン編集の検出ができない
  • トラッキングの精度が低い
  • 書き出し速度が遅い
  • VR編集ができない
  • Adobe Fontsが使えない

Premiere ProとUI (操作)が異なる

ちなみに、ソフトの操作がPremiere Proと違うので、もし後からやっぱりPremiere Proを使いたい!みたいな時に、新たに操作を覚える手間が生じます。

動画編集を本格的にやるつもりが無いならともかく、ずっと続ける気なら絶対にPremiere Proを覚えたほうが良いと思います。

最新版にアップデートできない

Premiere Elementsは買い切りですが、無料アップデートではありません。

なので、新機能が追加されたり、PCにアップデートがあった時などはソフトを買い直す必要があります。

バグ修正とかのマイナーアップデートは無料のものもありますが、Premiere Proと比べて利用者が少なく、緊急性も低いので長期間バグが放置されることもあったり。

逆にPremiere Proはサブスクですが、それなりの価格で常に最新版を使用することができます。

Premiere Proとの互換性がない

通常、仕事で使用されるのは.PRPRO形式のPremiere Proデータですが、Premiere Elementsではその形式をサポートしていません。

Premiere Proは業界標準のソフトなので、案件を受けて収益化する時などに相手とデータのやり取りができないのは致命的。

Premiere Elements 2023の価格

Premiere Elementsはサブスクで利用するPremiere Proと違って、シンプルな買い切り版パッケージです。

Premiere Elementsの価格(永久ライセンス)

  • ソフト価格:19,580円
  • アップグレード料金:12,980円

※ 新バージョンに更新しない場合は追加料金はかかりません

Premiere Elementsは19,580円の買い切りパッケージで、永久ライセンスなので一度買えばずっと利用可能です。

ただし、毎年リリースされる新バージョンへのアップグレードは有料なので注意。

画像編集ソフトPhotoshop Elementsとのセットプランは少し割安

Elementsシリーズソフト価格アップグレード
Photoshop Elements19,580円12,980円
Premiere Elements19,580円12,980円
Photoshop Elements&
Premiere Elements
27,280円20,680円
Photoshop Elements&
Premiere Elements
(学生・教職員版)
12,980円不可
すべて税込価格です

AdobeのElementsシリーズとしてPremiere Elements以外にPhotoshop Elementsという画像編集ソフトも販売されています。

この2つはセット販売もされていて、セットで買うと割安です。

サブスク版のPremiere Proとの料金プランの違い

料金形態Premiere Pro
単体プラン
Premiere
Elements
年間料金26,160円
(税込28,776円)
なし
買い切りなし17,800円
(税込19,580円)
アップグレード0円
(無料)
11,800円
(税込12,980円)

プロ向けの定番動画編集ソフトPremiere Proの単体プランと比較するとPremiere Elementsのほうが9,000ほど安く、翌年以降は料金は発生しません。

ただしアップグレードしないと新しいOSに対応しなかったり、新機能が追加できないので、結局数年に一回アップグレードすることになりがち。

なので、結果的には機能でも上回るPremiere Proがオススメ

Premiere ElementsとPremiere Proどっちを選ぶべき?

動画編集したいなら、ぶっちゃけPremiere Pro一択です。

個人利用でちょっとだけ動画編集がしたいという場合はPremiere Elementsでも代わりは効きますが、後悔する確率が高いのでおすすめはしません。

基本的な動画編集なら、無料の動画編集ソフトでも十分ですしね。

Premiere ElementsよりもPremiere Proを選ぼう

ここまで見てきたように、Premiere Elementsは総じて初心者向けのエントリーソフトという印象が強く、プロも使用している動画編集ソフトであるPremiere Proにかないません。

なにより、Premiere Proは色々なソフトと連携して動画編集意外にも出来ることが多く、めちゃくちゃ楽しいソフトです。

何がなんでもお金をかけたくない!という人はdavinci resolveなどの無料動画編集ソフトを使うか、Premiere Proを使いましょう。

仕事で使うのもPremiere Pro

例えばクラウドワークスの動画編集案件などは「Premiere Proを使える人」が条件になっている案件がほとんどです。

就職して動画編集の仕事をするとしてもほとんどの企業はAdobeのPremiere Proを使っているので、動画編集スキルとして売り出すならPremiere Pro一択なのが現状。

副業や転職を視野にいれる場合は映画製作にも使われるPremiere Proを使いましょう。

Premiereシリーズの違い

AdobeにはPremiere ProとElements以外にもPremiere Rushという携帯向けアプリもあるので混乱しますが、ぶっちゃけ基本的な動画編集ならPremiere Proだけあれば十分です。

Adobeで使用可能な動画編集関連ソフトの違いを知りたい方は、以下の記事を確認してみてください。

Premiereシリーズの違いや使い分けは以下の関連記事で詳しく紹介したので、気になる方はチェックしてみてください。

また、Adobeには全部で8つの動画編集ソフトがありますが、それぞれの違いも以下の記事で紹介しています。気になる方は合わせてチェックして貰えると嬉しいです。

Premiere Proを使うなら、単品よりもAdobeCCがお得

最後に、Premiere Proを使うのなら単品プランよりもAdobeCCがお得です。

コンプリートプランにはPremiere Proだけでなくモバイル用のRushが付いてきて、更にAfter EffectsやPhotoshopなどを加えた全部のAdobe CCソフトが使用可能です。

ソフト名価格(月)価格(年)
Premiere Elements単体19,580円(永久ライセンス)
Premiere Pro単体プラン2,728円28,776円
コンプリートプラン(AdobeCC)6,248円(実質3,331円)72,336円(実質39,980円)

ちなみに、コンプリートプランは安く買う裏技があるので月額3,331円で購入可能!

Adobe CCを安く買う方法

有名な方法なので知っている人も多いかもしれませんが安く買う方法とはAdobe公認スクール経由で学割購入する方法。

オンラインのAdobeスクール経由で買うと「格安学費+Adobe CC1年分」で社会人でも39,980円 で購入可能です!

Adobeソフトは単体で購入すると割高すぎる料金体系になっているので、実質この方法一択です。詳しくは以下の記事で解説しているので、確認必須ですよ!

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