SEO対策には内部リンクが大切って聞くけど、具体的にどうやるんだろう?
上位表示させやすい内部リンクの貼り方とかあるのかな?
こんな悩みに応えます。
こんにちは!
当ブログ『PASTEL』運営者のみなと(@pastel_minato)です。
今回は、『SEO対策に効果的な内部リンクの貼り方』の話。
ブログを運営している人にとって、効果的な内部リンクは命です。
なぜなら、良い内部リンクがあればブログ内の色んな記事を見てもらえるようになり、ブログ収益の可能性がグンと上がるから。
1記事で収益まですべてOKなんてことはほとんど無いので、内部リンクを制したものがブログを検索エンジンを制するといっても過言ではありません。
今回の内容は、SEO対策の本質にしてもっとも基本的な内容なので、ブログで収益を目指している方は何回も読み直してもらえればと思います。
ではいこう!
まだブログを持っていない人はConoha WINGで作るのがおすすめ。
サイトデザインを決めるWordPressテーマは以下の5つから選ぶといいですね。
検索エンジンは、メッシュ型の内部リンク構造を高く評価する
まず覚えておいてほしいのが、『検索エンジンは、メッシュ型の内部リンク構造を高く評価する』ということです。
「メッシュ型の内部リンク構造」というのは、どのページからでも縦階層と横階層の遷移ができるリンク構造のことですね。
検索エンジンが「メッシュ型の内部リンク構造」を高く評価する理由は一言で言うと、”ユーザーの役に立つから”。
具体的には、以下の3つの理由ですね。
Googleは下記の3つの理由により、メッシュ型を評価します。
- 被リンクのパワーが全体に行き届く
- クローラがサイト構造を理解しやすい
- ユーザービリティが向上する
以降では、「メッシュ型の内部リンク構造」がどんなものかを説明していきます。
メッシュ型の内部リンク構造は3種類の内部リンクから出来ている
今回は、きれいなメッシュ型内部リンクでサイトが構成されているSUUMOを例に説明します。
横階層の内部リンク
例えば新宿の物件ページには、下記のように新宿の近くの物件に内部リンクを張っています。
これにより同レベルの横階層の遷移を可能にしています。
縦階層の内部リンク
新宿の物件ページには下記のようなパンくずリストが設置されています。
これにより、縦階層の遷移を可能にします。
深い階層への内部リンク
東京都の物件ページに、市区町村のページより深い階層にある個別物件ページへの内部リンクが張られています。
これにより、階層をまたいだ遷移を可能にしています。
SUUMOが「賃貸」のようなビックキーワードや「都道府県 賃貸」というミドルキーワードで上位表示しているのは、このような綺麗な内部リンク構造が一因となっていると私は考えています。
内部リンクを貼るときは関連性のある記事から自然に誘導しよう
Googleは、関連性のある記事からたくさんの内部リンクが集まっている記事を重要視します。
つまり、あるテーマの大元となる1つの記事に内部リンクが集まっていると、高評価ということです。
1つの記事に1つの関連記事、みたいなことをやりがちですが、実際のところは1つの記事を中心に据えて内部リンクを貼っていく方が良いというワケですね。
これにより、Googleからの評価を1つのページに集約でき、評価の分散を防ぎます。
「大元になる記事」と「関連性のある記事」の見つけ方
とはいえ、どの記事が『大元になる記事』で、それと『関連性のある記事』は何なのかを見つけるのが難しいかもしれません。
『大元になる記事』というのは、言い換えると『上位表示させるべき記事』とも言い換えることが出来ますが、とある方法で簡単に見つけることが出来ます。
おもデジ!ライブラリを例に説明します。
例えば「ブログ」というキーワードで上位表示させるべきページを見つける場合、Googleで「ブログ site:www.namalog.org/」と検索すればOK。
私の経験則ですが、この際に一番上に表示されるページが「ブログ」というキーワードで一番評価されているページになります。
実際、Conoha WINGでWordPressブログを作る方法と初めにやることの記事は複数の検索結果で上位に表示されています(例:Conoha ブログ 始め方)。
次に関連性のあるページの見つけ方です。
先にGoogleで「ブログ site:www.namalog.org/」と検索した際の、2位以降のページがそれにあたります。
2位から何位までピックアップするかは自由ですが、少なくても5つくらいにしています。
内部リンクの張り方
「大元になる記事」と「関連性のある記事」を見つけたら、関連性のある記事を実際に読んでみて、大元になる記事への内部リンクを自然に張れる場所を探します。
この作業は骨が折れますが、丁寧に行うようにしています。
これは、文脈を無視して強引に内部リンクを張ると効果が薄まる印象があるから。
同じ理由で、関連性のあるページから適切に内部リンクを設置する個所がなければ、無理に張ることはしません。
アンカーテキストは正しい使い方で積極的に活用しよう
リンクが張られているテキストをアンカーテキストといいます。
アンカーテキストはリンク先のページを適切に表すテキストにすることを、Googleは推奨しています。
適切なアンカーテキストがあれば、ユーザーと検索エンジンはリンクされたページの内容を簡単に把握できます。
●引用:Search Engine Optimization (SEO) Starter Guide | Google 検索セントラル
SEOの観点的には、アンカーテキストに狙っているキーワードを含むことが大事です。
例えば記事ページへ内部リンクを張る際は、記事のタイトルをアンカーテキストにすると、自然とキーワードが入るのでお勧めです。
例)「ブログ やる事」がキーワードの場合
参考記事:ブログ記事を書く前にやった方が良い8つのコト
逆に「コチラ」や「こちらをクリック」といったキーワードを含まないアンカーテキストはマイナス評価の素なので、絶対にやめましょう。
避けるべき方法:
「ページ」、「記事」、「ここをクリック」などの一般的なアンカー テキストを記述する。
●引用:Search Engine Optimization (SEO) Starter Guide | Google 検索セントラル
またSEOを意識しすぎてキーワードを過度に入れるのも、Googleが避けるようにいっているので止めましょう。
避けるべき方法:
検索エンジン向けに過度にキーワードが挿入されたアンカー テキストや長いアンカー テキストを使用する。
●引用:Search Engine Optimization (SEO) Starter Guide | Google 検索セントラル
内部リンクの効果はこんなにすごい
以下の画像は、私がこの記事で紹介した内部リンクノウハウを含むSEO対策を行った結果です。
3月くらいに行い、4月の後半から急激に表示回数やクリック数が増えています。
元々ある記事同士を正しい内部リンクでつなぐだけでここまで効果がでるので、記事をひたすら作成するだけじゃなく、ある程度のところで内部リンクの見直しをすることも大切ですね。
関連性のある記事から自然に誘導する他の手段
パンくずリストを使う
関連性のあるページから内部リンクを集める方法としては、パンくずリストも有効な手段ですね。
WordPressテーマSWELLなら、パンくずリストのデザインや位置まで細かく設定できるので、見た目を悪くしないで有効な内部リンクが設置できます。
下記はSUUMOのパンくずリストです。
「賃貸 > 都道府県の賃貸 > 市区町村の賃貸」という順に並んでいます。
主従関係を意識した並びにすることで、下記のように関連性のあるページから内部リンクを自然と受けるディレクトリ構造になります。
カテゴリページを使う
関連する個別ページを束ねてカテゴリーページを作っても、内部リンクを集中させることができます。
例えばZOZOTOWNは下記のようにカテゴリーページを多く作成しています。
例えばポロシャツを一つとっても様々なブランドが出品しています。
それらの個別ページを、ブランドをまたいでカテゴリーページに集約することで、カテゴリーページが上位表示されやすくなります。
実際、Googleで「ポロシャツ」と検索すると、1位がZOZOTOWNのカテゴリページです。
内部リンクを貼ってSEO対策をするときにやってはいけないこと
ここまで、内部リンクを貼ってSEO対策を効果的にする方法を色々紹介してきましたが、最後にやっていけないことも何個か紹介しておきます。
リンク先のURLは1つに統一すること!
表示されるコンテンツは同じでも、URLが複数ある場合がありますが、それはやめるべきです。
例えばURLの末尾が「/(スラッシュ)」が有るものと無いものです。
内部リンク先がページによって「/」有りだったり、「/」無しだったりとバラバラだと、Googleの評価が分散されてしまいます。
- https://hogehoge.com/
- https://hogehoge.com
またユーザーが被リンクを張る際もURLがバラバラになることから、被リンクの評価も分散されます。
そのため一つのバージョンに統一して内部リンクを張るようにしましょう。
ドキュメントに到達する URL のバージョンを 1 つにする
ユーザーによってリンクする URL のバージョンが異なることのないように(そのコンテンツに対する評価が URL によって分かれる可能性があります)、ページの構造や内部的リンクで 1 つの URL を使用し、参照するように注意します。
●引用:Search Engine Optimization (SEO) Starter Guide | Google 検索セントラル
内部リンクにnofollowは設置しない
nofollowは下記の目的がある場合に使用します。
- 信用できないサイトへのリンク
- 有料リンク
- 保証したくないサイトへのリンク
そのため、内部リンクにnofollowを設置するということは自分のサイトを信用できないことを意味しますので、使用することはありません。
it almost never makes sense to put nofollow on internal links–those are links that you do trust and vouch for, because they’re yours.
nofollowを内部リンクに置くことはほとんど意味がない–それらはあなたが信頼し保証するリンクであり、あなたのものだからだ。
【補足】トップページへの内部リンクにもnofollowは使わない!
私が見たことがあるサイトで、パンくずリストのトップページへの内部リンクにnofollowを設置したことから、トップページにで獲得していたキーワードが軒並み順位を落としたケースがあります。
Googleもトップページへの内部リンクにnofollowを設置すべきでないと答えていますので、設置しないようにしましょう。
●参考:Should internal links use rel=”nofollow”? | Google Search Central
PageRankスカルプティングはもう効果が無い
10年以上前に、内部リンクにnofollowを付けてPageRankの流れを制御してため込もうとする「PageRankスカルプティング」という手法がありました。
当時は効果がありましたが、その後のアルゴリズム変更により効果がなくなりました。
●参考:nofollowリンクでのPageRankスカルプティングはもう使えない | Moz – SEOとインバウンドマーケティングの実践情報 | Web担当者Forum
孤立したページを作らない
どのページからも内部リンクが張られていない孤立したページは絶対にだめ。
内部リンクが張られていないページは重要ではないと見なされ、インデックスされなくなるとGoogleのジョン・ミューラー氏は述べています。
サイトマップで送信しただけでサイト内からリンクが張れていないと、さほど重要でないとみなされ、インデックスされないことがありうる。
Search Consoleカバレッジレポートの「検出-インデックス未登録」はサイトマップ送信だけで内部リンクされていないからかも | 海外SEO情報ブログ
内部リンクは、記事を書くのと同じくらい大切!【まとめ】
内部リンクがうまく張られていないことで、ポテンシャルを最大限に引き出せていないのはよくあることだと思います。
逆に、内部リンクをしっかり見直すことで成果が大幅アップする場合も多いので、内部リングを軽く見てはいけません。
記事を書く時間を取りたいと思うかもしれませんが、記事を書くのと同じくらい大事なことなので、内部リンクもしっかり見直しましょう。
ブログ運営は、SEO対策でサイトを育てていく作業がほとんどを占めます。
なので、当ブログでは、『おもデジ!ライブラリ(このサイト)』で得た実体験を元に色々なSEO対策を記事にしています。
ぜひ、何回も読み返してブログ育成に役立ててくださいね。
では今回はここまで。
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